今日は、最近よく見かける「SNS系の漫画」の広告について話したいと思います。
最近の漫画広告
以前こんな記事を書きました。
最近よくスマホの広告に出てくるあの漫画ですね。SNS映えを求めてるというか、見栄っ張りな性格がどんどん暴走していって主人公が堕ちていく話です。
この漫画の詳細についてはこの記事では触れませんが、どうも最近はこの手の漫画が多い気がします。それも最終的に何らかの形で炎上するお話をよく見ます。
たとえば「SNS地獄」という作品。コチラもよく広告を見かけるので、読んでみました。
これはSNSに夢中になった主人公のお話です。「ゴミ屋敷とトイプードルと私」よりも、SNS色の強い作品になっています。
SNS地獄 主人公はいいねを求めるあまり、パーティーに潜り込んで写真を撮りまくる。職場の同僚には違和感をもたれるほど。身元が特定されるような写真をあげすぎて、見知らぬ人に声をかけられることもあります。SNSの怖いところです。
この作品のいいところは、SNSは不特定多数のものが見るものということをきちんと読者に伝えているところ。主人公は、これがきっかけで何度か怖い思いをしています。
最近は顔と現在地情報を当たり前のように掲載している人が多いですが、それって結構怖いことだと思うんですよね。背景が写ってれば、家なんかも特定されかねないですし。
また、最近では「おばさんSNS炎上」という広告も見るようになりました。もっとタイトルどうにかならなかったのか…とも思いますが、闇の深さがわかりやすいです。
私がよく広告で見かけるのは、「おばさんSNS炎上」のなかに収録されている、「彼女の本当」というお話です。
おばさんSNS炎上/彼女の本当 とあるモードジュエリー教室の講師をつとめるのは、素敵な旦那とセレブな生活をしている裕子先生。
教室ではさりげなく主人の自慢をしていたり、SNSにも食事の様子をよくアップしていました。しかし、裕子は食事しているところを生徒たちにうっかり目撃されてしまいます。
食事の写真を撮る裕子ですが、その周りには誰もいません。1人で2人分の食事を注文していたんです。
その後、裕子はその様子をSNSに投稿。一人だったのに、「主人とランチ」と嘘の投稿をするのでした。
疑問に思った生徒たちは裕子に質問しますが、裕子は「主人と一緒だったわ」とここでも嘘をつきます。
SNS地獄と傾向が似ている気がします。これもSNS上で自分をいいように繕って、周りによく見せようとしているんですね。
トイプードルも周りによく見せようとはしていたけど、あれは若干SNS色が弱めかな?
SNS社会ならではの傾向?
この類の作品を一通り読んでみて、「いいねが欲しい」「みんなに羨ましいと思って欲しい」という心理を描いている作品が多いな、と思いました。
たぶん彼女たちは、SNSで承認欲求満たしたいんですよね。
どれも漫画なので、正直「ここまでやるか?」って思う場面はあります。女優かよ、って思うレベルで取り繕っているものもありました。でも、これくらいオーバーなほうが、伝えたいことがわかる気がします。
嘘で固めてキラキラ女子を演じたって、現実では虚しいだけ。どこかでボロが出るだろうし、終わりだって来るはず。危険なことに巻き込まれることだってあるでしょう。
「インスタ映え」なんて言葉が流行る現代です。いろんな作品を読んでみて、SNSの使い方も一歩間違えればトラブルに発展しかねないなあ、と改めて感じました。
SNSは生活の一部にもなりつつあるので、これからは今まで以上に気をつけて利用したいと思います。
ここで紹介した作品はkindleでも読めます。気になったら読んでみてくださいね!
それではこの辺で。おしまい。
