「月の土地買った」とかいう話聞いたことありません?
私の友人、最近買ったらしくて。
どうせ詐欺かなんかだろ〜〜とか思ってたんだけど、

しかも好評分譲中だった。まじかよ
販売元は「ルナエンバシー」
アメリカのルナエンバシー社が月の土地を販売しています。
1980年代、同社のCEOであるデニス・ホープ氏は、「月の土地は誰のものなのか」ということを徹底的に調べ上げました。
すると、世界に宇宙に関する法律は宇宙条約しかないことがわかりました。この条約では、国家が月を所有することを禁止してはいますが、個人が所有してはならないということは言及されていなかったんですね。
じゃあ誰が所有してもいいことになりますよね。(なるのか?・・・)
盲点を付いたデニス・ホープ氏は、行政機関に月の所有権の申立てを行います。なんとそれがそのまま受理されてしまいました。それじゃ天体の所有権って早いもん勝ちじゃん!?
念のため、国連、ソ連、アメリカなど、各国に月の権利を有するという宣言書を提出したそうですが、どこも異議申し立てをしなかったそう。
それでいいのか世界よ、という気持ちにはなりますが、通っちゃったんだからまあいいんでしょう。無事に月の所有者になれたデニス・ホープ氏は、アメリカでルナエンバシー社を立ち上げ、所有している月の土地を分譲を開始しました。

月の土地を買うと権利書がもらえます
日本で月の土地を販売できるのは、ルナエンバシージャパンだけ。アメリカのルナエンバシーの正式な代理店です。
1エーカー2700円(税込)で買えます。1エーカーってだいたいサッカーコート1つぶんくらいらしい。じゃあ月に行ったらサッカーできるね。重力、地球の6分の1しかないけどね。
土地を購入すると、権利書がもらえます。権利書は送料無料だそうです。変に現実的で嫌だな
注文の流れがこちら。

ルナエンバシージャパンがルナエンバシーに権利申請をして、その後私たち消費者の手元に権利書が届くようになっています。
土地買ったからって月に旅行にはいけないので注意。分譲地だからって家は建たないぞ!
夢のあるプレゼントだとは思う
人類が初めて月に降り立ったのは1969年のこと。それから40年以上経ちますが、まだ人類は月で暮らすための術を持っていません。
でも、何があるのかわからないのが世の中ってもんです。もしかしたら世界の状況が急に変わって、月面旅行に生きている間に行けるようになるかもしれません。
…いやたぶんそれは無理だな。近未来に私たち人類が月に移住するとは思えませんが、ジョークグッズとしてもらったり、買う分には十分楽しめると思いますよ。
「月の土地持ってるんだぜ!」ってドヤ顔できるしね。

月の土地と交換できるギフトカードもあります。宇宙から届いたようなパッケージが人気らしいです。いきなり権利書渡すよりも、ギフトカードのほうが注文する過程も楽しめて面白かもしれないですね。

わたしもちょっと欲しいな!ていうか月に行ってみたいな!
おしまい!