数年前の話になりますが、危険物取扱者乙種4類を独学で受験し、合格しました。
使用したのは市販の問題集のみです。
一発で合格できたので、当時使用した問題種や勉強法についてまとめます。
乙4って?
試験の正式名称は危険物取扱者試験。国家資格です。
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
引用:危険物取扱者について|一般財団法人消防試験研究センター
上記の引用にある通り、危険物を取り扱う施設に必ず必要なのが危険物取扱者です。
同じ危険物取扱者のなかにもいくつか種類があって、種類によって取り扱える危険物が異なります。私が取ったのはその中の乙種4類です。乙4と略されることが多いですね。
試験の問題数は35問。
法令15問、物理・化学10問、性質・消火が10問。
全教科60%以上取れれば合格です。
ただし、1教科でもそれ以下だったら不合格。何かがずば抜けてよければいい、というわけではないんです。
合格率は30%以下だそうで、意外と低いようですね。
こちらが私の免状です。

ちなみに、危険物の免状の写真の書き換えは10年に1回です。これ試験に出ます。
勉強法
完全に独学です。合格率は低い試験ですが、独学でもしっかり勉強すれば点数取れるはずです。
私が勉強を始めたのは試験の1ヶ月前くらいでした。
毎日仕事が終わった後に勉強していました。平日は1日1時間くらい、休みの日に2〜3時間くらいかな。
もちろん、気が緩んでやらない日もありました。でもそれでも無事に合格しました。
使ったのはテキスト1冊と、問題集1冊、予想問題1冊です。
テキストは1回一通り目を通して、その後すぐ問題集に取り掛かりました。テキストの内容を1回で理解するのはほぼ無理です。が、理解するまで熟読したって時間かかって効率悪いです。
特にこういった試験の場合、問題はある程度パターン化されています。過去問から似たような問題が出ることが多いので、私はすぐ問題集に取り掛かりました。
この青い問題集は解説もわかりやすかったので、ほとんどこれ一冊で勉強した感じですね。
問題集は周回します。
1周目はぜんぜんわからなかったので、すぐ答え見てました。わからなくて当たり前なので気にしなくていいです。
2周目は2回目なだけあって解ける問題がいくつかあるはずです。ただ、このときはまだわからない問題があっても大丈夫。答えを見てもわからないところはテキストに戻りましょう。
3周目以降もこれの繰り返し。回数を重ねていくうちにわかるようになってきます。やってるうちに出題傾向も掴めるようになるはずです。
私の場合、何周しても躓く問題が出てきました。そういう問題は小さいメモ帳にメモして、ポケットに入れてました。そうするとちょっとした空き時間にも勉強することができます。
指定数量関係の計算問題も1問ですが出ました。公式を全て暗記しなければ…というほどではなかったと思うのですが、計算も面倒だと思わずに練習しておいたほうがいいです。そんなに難しくはないので、捨てるのはもったいないですよ。
予想問題は買わなくてもいい
予想問題も買った、と書きましたが、正直買わなくても良かったと思っています。
私は上記で紹介した問題集で勉強しましたが、やってるうちにほとんど解けるようになってしまいました。「これでほんとうに十分だろうか…」と不安になってしまったんですよね。
なので不安をなくすべくもう一冊予想問題を購入。でも正直、予想問題まではやる必要なかったと思ってます。買ってしまったので一応解いたものの、そんなに過去問と内容変わらないんですよ。
合格した時のハガキの写真はないのですが、私はこの勉強法で法令と物理・化学は100%、性質・消火も80%くらい(曖昧)取れました。その後、全然違う職業についてしまったので、仕事には活かせていませんが…。
出願はインターネットが便利だよ
願書は消防署でもらえますが、インターネットでも申請ができます。
出典元:一般財団法人消防試験研究センター
乙種は3400円で受けられます。受かった後に免状の申請料がかかるので注意。
しっかり準備すれば受かる資格です
私はまったく知識がない状態から独学で受験しましたが、無事に合格できました。
合格率は低いけど、対策さえしっかりすれば受かる試験だと思います。これから受ける人の参考になれば幸いです。